レッドコーダー!!!!!

ちょうどSRM初参加から3年、ようやくレッドコーダーになれました。


1年半くらい前から、実力的には赤になっていると言い続けていましたが、
どうしてもレートが伸び悩んで、Mediumを全部解いたりしました。


それでも1年以上赤になれなくて、本当に苦しかったのですが、
なんとか2200の壁を越えることができて嬉しいばかりです。
もうここで絶対赤になってしまおうと思い、ここ2ヶ月ほどはチャレンジ封印を解禁したりしました。


思うことは色々あるのですが、やはりプロコンは才能ゲーだということです。
僕は初参加でレート1600超、数ヶ月後に1900くらいまで上がって、
少しTopCoderに特化した練習をすればすぐに赤になるだろうと思っていました。


TopCoderの短時間形式が苦手だったり、効率の悪い練習方法をしてしまったのもありますが、
そこそこ才能もあるだろう自分が、ここまでレートが伸び悩むと思いませんでした。
たぶんMediumを全部解いて1年以上赤になれなかった人類は自分以外にいないと思います。


何が言いたいかというと、そこまで才能の壁が絶対だったということです。


ましてや1年くらい苦労してDiv1に上がれるかどうかの人(中学生・高校生で英語読めなかったとかは除く)が、
赤コーダーになれるということは一生ないと思います。
僕も自分の才能では何千時間勉強しても、一生ターゲットになることはできないと思います。


やれば伸びる、努力したら成長する。
そんなものは大嘘です。
もともと才能を持っていて、努力したから伸びた人がそれを、さも自分の努力の賜物であるかのように語っているだけです。


僕だって努力のせいで赤になったと言う気はありません。
東大にほとんど受験勉強せずに受かったくらいのポテンシャルはありました。
(その後鬱だなんだで能力は下がりましたがw)


しかし、持って生まれたカードで戦うしかないのが人間だと思います。
勝ち負け以外に、自分にとって何が得られるのか、
それを見出す生き方というものを考えなければならないということを、
TopCoderは長い時間をかけて僕に教えてくれたように思います。


競技プログラミングを通して得られた友人たち、恋人は僕にとってかけがえのない存在になりました。
願わくば、皆様にとっての競技プログラミングも、かけがえのない素敵な価値を見出せるものでありますように。